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Keihan 京阪百貨店

June 17 2022
全国のグルメを求め年間700店以上訪問!「食品催事への熱い想い」#3

京阪社員に聞いてみました こだわり、おしえて! 全国のグルメを求め年間700店以上訪問!「食品催事への熱い想い」#3

SNS担当が社員に突撃取材&のぞき見を敢行!
それぞれの売場の商品はもちろん、その道の“プロ”とも言える社員の『こだわり』や普段言えないあんなことやこんなことまで徹底的に取材します。 開業当初から食品物産展に着目し、趣向を凝らしながら名物催事を展開してきた京阪百貨店。コロナ禍で遠方に行けないお客様にも全国の味を楽しんでいただいている。現在は地域だけでなく遠方のお客様にも支持されている。話題の食品物産展を立ち上げる催事部企画担当、風呂谷バイヤーの「食品催事への熱い想い」を舞台裏側も含め紹介します。

風呂谷さん名刺.jpg

京阪百貨店守口店の8階「食品催事」は年間で11回あります。(2022年現在)

#3こだわり_催事チラシ1-1.jpg #3こだわり_催事チラシ1-2.jpg

代表的な「北海道物産展」は春と秋の年2回開催されます。全国から話題のグルメが一堂に集まる食品催事には、多くのお客様の期待が寄せられています。

とにかく自分の足を使って、生産者さんと直接話をすることが何よりも大事

風呂谷バイヤーが8階催事に関わるようになって何年になりますか?

催事を担当して14年。守口店は7年目です。他店では食品売場の催事を担当していました。守口店の8階の広い催事場を担当する事になった時は、ギャップに悩んでいた時もあります。食品売場に毎日来店されるお客様は比較的近隣から来られているので、日々のお客様の反応がわかりやすい。ところが、守口店の8階催事のお客様は、遠方の方も多く、ラーメン好きの方は関東から来られる方もいらっしゃいます。どうすればもっとお客様に来ていただけるのか?どうすれば催事で、百貨店を楽しんでいただけるのか?関西初登場のお店が出店してくれたとしても、それだけでお客様に喜んでいただけるわけではないんです。

その悩みをどうやって解決されたのですか?

最初は本当に失敗の連続でした。ランチタイムの忙しい時間帯にお店の方に商談の電話をかけてしまい、めちゃくちゃ怒られた事もあります。だけど、事務所で考えていてもしようがないですからね。とにかく、行動あるのみ。日本全国に美味しいお店やこたわりの商品を作っている生産者さんがおられます。僕の場合は、まずは現地に行く。行くことから始まります。

北海道の利尻島では、散歩中の出会いから始まりました。

1年間にどのくらいのお店を回られているのですか?

年間でいうと商談会も含めたら700店ほどをまわります。月1回一週間程度は現地に赴いていると思います。商談会、メーカーさんからの紹介、気になるお店には現地に直接行きます。2022年6月初旬にちょうど北海道に出張に行ったので、少しだけご紹介します。

hokkaido_01.jpg北海道、広大な大地の先に広がる青い海。※2022年6月取材時

hokkaido_02.jpg北海道には「道の駅」が100箇所以上もあり、穴場のお店も多いのだとか。※2022年6月取材時

hokkaido_03.jpg美しく広大な大地で育った乳牛。北海道の生乳は、世界トップレベルと言われている。※2022年6月取材時

hokkaido_04.jpg北海道・天塩町。宇野牧場のソフトクリーム。見た目のもこもこ感とふわふわした食感は初体験!※2022年6月取材時

hokkaido_05.jpgITSUKI COFFEEの店長さん。※2022年6月取材時

なんと、帰りの飛行機の飛び立つ2時間前に急遽取材することになった〈ITSUKI COFFEE〉さん。実は他のお店の商談に訪れた際、良いお店あるよ!と紹介されたのだとか。もともとお店だけで出していたバスクチーズケーキなのですが、お客様のぜひとも販売して欲しいとの声を受け、地元では期間限定で販売されているのだそう。次回の北海道物産展での出店が決まっており、道外の出店はなんと初めてなんです!乞うご期待!

hokkaido_06.jpg濃厚でチーズの旨味がギュッと詰まった、〈ITSUKI COFFEE〉のプレーンバスクチーズケーキ。※2022年6月取材時

hokkaido_07.jpg〈だいふく餅ちよじ屋〉の店長さんと。
実は北海道では洋菓子だけでなく美味しい和菓子もたくさんあるんです。※2022年6月取材時

出張先で、朝4時頃からぶらっと散歩していてたまたま見つけたりもします。北海道の利尻島という昆布で有名な島があるのですが、そこでたまたまお話しした島民の方から美味しいウニがあるよ!と言われ、食べさせてもらったらその美味しいこと!これは、絶対にお客様に食べていただきたいという想いをお伝えすると、オンラインショッピングで産地直送品で販売することができました。

rishiri_shima.jpg北海道・稚内の西に位置する北海道の離島「利尻島」

rishiri_syouhin.jpg 北海道利尻島 ご馳走 海の幸セット

rausu_shima.jpg 北海道根室管内の羅臼町は、世界自然遺産知床に代表される世界有数の自然に囲まれた町

取材交渉や情報収集はどのようにされているのですか?

現地のタクシーの運転手さんや、農家さんなどと仲良くなって教えてもらったりもします。枠にとらわれず、色々なところにアンテナをはっています。電話やネット情報ではわからないことが、現地では発見できるし新しい発想が生まれます。
北海道では札幌から厚岸まで距離を間違えてしまい、片道6時間、往復12時間で、商談はたったの30分のみ!みたいなこともありました。たまたま見つけたお店に交渉して、出店していただいたお店もたくさんありますよ。

ichigo.jpg摘み立てのいちごをまるごと凍らせてかき氷のように削った〈はこだて恋いちご洋菓子店〉削りいちご

JAPANESERAMEN NOODLE LAB Qは3年越しでやっと出店にこぎつけました。

noodlelabq.jpg 〈JAPANESERAMEN NOODLE LAB Q〉醤油らぁ麺

motosue_genchi.jpgもとすえのたまごパン(上方)催事初で出店していただきました。もとすえさんにも何回も通って商談に持ち込みました。

motosue_tamagopan.jpg〈もとすえ〉たまごパン写真)

全国のうまいものを知り尽くしている風呂谷バイヤーが、実際に自腹買いしているものは?

すべて自信をもっておススメしたい商品なので、普段はあまり言いたくはないのですが…。ここでは自分の好みで、何度もリピートして絶対に買っているものだけを厳選してお伝えします。中には、京阪百貨店で年に1回だけの販売の商品もありますが、機会があればぜひお試しください。

★北海道 〈駒ヶ岳牛乳〉プレミアムヨーグルト(2022年9月来店予定)数量限定 yogurt.jpg北海道道南で育った健康な牛から搾られた生乳を使用した濃厚ながらも優しい味わい。

★千葉 〈山津屋〉プレミアムピーナッツペーストpeanut.jpgパンに塗ったり、お料理に少量お使いいただくと、驚くほどコクと香りが広がります。

★岐阜〈恵那福堂〉柿つづみ(年に1回の販売)kakitsutsumi.jpg栗きんとんを信州・市田産の干し柿の中に詰めた、野趣あふれる和菓子です。

★福岡 〈中島商店〉いわし明太子iwashimentai.jpgいわしのお腹にぎっしり贅沢に明太子の粒を詰めこんでいて、いわしの脂の旨さと明太子のプチプチ感が絶妙です。

★山形〈味処おの〉牛すじ煮込み(京阪初)(6月・秋に来店予定)sujinikomi.jpg米沢牛の牛すじを使用した米沢牛の脂と甘辛味付けがたまらない逸品です。

風呂谷バイヤーの催事にかける熱い想い、こだわり、そして原動力は?

守口店の食品催事は、ある意味エンターテイメントだと思います。お客様に喜びと驚き、そして楽しんでいただく。もっと楽しんでいただく為に、次は何をしようか?考えているだけで、毎日楽しくてしょうがない。それは催事に出店いただくお店の方、販売員さんや、設営される裏方さんなどの力があってこそ。催事が開催できるのはすべて『人』なんです。『人』とのつながりなくしては、成り立たないと思っています。

食品催事を担当されている中で、心に残っているお客様とのエピソードはありますか?


熱狂的なラーメンファンの方に、『次に呼んで欲しいお店リスト』を渡されたことがあります。それほどまで京阪の催事のことを考えてくださっているなんて…と感激しました。

4年前、2018年9月の「秋の北海道物産展」の開催直前に北海道で地震があったんです。催事に来られないお店もたくさんあったんです。そんな状況で、催事をしている場合ではないのでは?と催事の開催自体もどうなるかわからなかったのですが、苦渋の決断で開催した後、お客様から『ありがとう、よく開催してくれた』とたくさんのお褒めの言葉やお礼の言葉を頂きました。

180906北海道展.jpg2018年北海道物産展 折込チラシ

今後、京阪百貨店をどんな百貨店にしていきたいと思っていますか?

京阪百貨店という所を、お客様にとっての“情報発信の場”にしていただき、「あそこに行けば何か面白いものがある!」と思っていただけるような場所にしたい。
そして、出店していただいているお店の方からも、「京阪百貨店に出店したい!」と思っていただけるような場所にしたいです。

そのためには新聞の折込チラシで告知するのには限界がある。例えばかき氷なんかは、以前やった時に、チラシは折込していないのにすごい反響があって…。調べてみると、事前に出店されるお店のSNSでお客さんから拡散されて広がっていった事がわかりました。かき氷は、毎回反響があるのでSNSで新しいお客様にもっとアピールしていきたいです。

banbu.jpgこおり屋bambu 柑橘

nishinomiyakajyuu.jpg西宮果汁店 メロン

催事は、会場で五感を通じてお客様が感じられるのが醍醐味。逆にオンラインショッピングはいつでもどこでも手軽に利用でき、SNSでの拡散もできます。そこで、試食ができるブースみたいな場所を作り、その場ですぐにネット購入できるような試みがあればと考えています。ファッションではネットと店舗が連動している例はたくさんありますが、食品はあまり見たことがありません。まだまだ色々な可能性・広がりがあるのでとてもやり甲斐があります。

催事のお客様はかなり遠方から来られている方も多いため、現地に来られないお客様のために、ネットでの販売も、もっともっと増やしていきたいと思っています。

また、「駅弁とうまいもの大会」の催事の時には京阪沿線の生産者のこだわりぬいた食材を使った、京阪オリジナル釜飯を販売し、お客様にも大変喜んでいただきました。

keihankamameshi.jpg京阪オリジナル釜飯

京阪百貨店では「地産地消」として地元の農業に目を向け「京阪沿線つながる、つなげる農業」というプロジェクトに取り組んでいます。釜飯はその一環として販売したのですが、予想以上にご好評いただいたので、こういったプロジェクトも増やしていきたいですね。

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